セクハラ・パワハラ 【真相解明を強く求めます】

まず、セクハラ被害を訴え相談された方たちの勇気ある行動に、敬意を表します。

この件が明らかになって以来、市長の口から被害者への謝罪の言葉がないことに憤りを覚えます。市役所内で起きたセクシャルハラスメントは文書に残っている通り事実であり、その責任の所在は市長にあります。市長は行為を行った者に対して厳しく対応すべきです。疑いが自分に向けられていることとは別に、市長として被害者へ言うべき言葉があるはずです。
しかし市長はマスコミのインタビューに答えて全く身に覚えがないとしながら、家父長制や九州男児、献杯返杯の文化などという言い訳に終始、市民の混乱はますます広がっています。

文書にある相談は、女性が異動させられたり、胸やお尻を触られたり、自席に電話が掛かって飲みに誘われたり、口をつけたグラスで飲まされて困った、といった内容が含まれています。
その際の対応は、 係長、主事、総務部長、企画財政部長らが関わり、副市長が行為者に「やんわり言う」ということで解決しています。後日、行為者が謝ったという記載もあります。

セクハラの行為者については、黒塗りになっているため私たちには誰だか分かりません。
一方、関係者は黒塗り前の文書を見ているわけですから、誰だか分かっているのです。  しかしこの件に関し、行為者は何ら処分を受けていません。セクハラ案件に対して、謝っただけで済ませているということが非常に不自然です。

行為者は誰か、分かっているのにその先は動けない。だとするなら部長や課長などの管理職はセクハラ隠蔽の共犯者と言えます。行為者に忖度せざるを得なかった事情があるのかもしません。いずれにしても第三者による調査が必要です。 さらに調査の過程で被害者が特定されるなどの2次被害があってはなりません。

3月12日、超党派の女性市議有志のひとりとして、市長に真相解明を求める声明文を提出しました。先だって行われた記者会見では
「生活者ネットワークは高橋市長を応援した立場ですが?」
との質問がありましたが
「応援した責任において、セクシャルハラスメントは絶対に許さないという立場で臨みます」
と答えました。
山本あき子