人形劇「イリスの誕生日」

左から2番目がガリードちえこさん。

左から2番目がガリードちえこさん。

1月25日、和泉小学校のcocoaで「読書の会」のお母様たちによる朗読会が開かれました。

狛江市在住のガリードちえこさんが描かれた絵本「イリスのたんじょうび」の朗読と、作者のガリードさんから直接お話をお聞きする時間もありました。

 

絵本は、主人公イリスの誕生日に何をプレゼントしようか、お友達みんなで考えるというストーリーです。イリスはスカートが似合いそう…だから、スカートはどうかな?それが良いね、スカートをはいていてもズボンをはいていても、イリスはイリスだものね、と受け入れられていく姿が描かれています。

ガリードさんが、絵本の登場人物そのままの人形を作り、持ってきて下さったので、朗読会は急きょ人形劇になりました。劇が終わってからも子どもたちが大勢集まって来て、お人形を持って動かしてみたり、台詞を言ってみたり、絵本の世界に引き込まれているのが印象的でした。DSC_0860

 

読書会のお母様から、何故この本を作ろうと思ったのですか?という質問を受けてガリードさんは「ある時、テレビで、学校に行きたいのに行けなくて泣いている子の姿を見たんです。その子はね、着たいお洋服があるけれど、それを着て学校に行ったら笑われちゃうかな?と心配で不安で、泣いていたんです。何を着て学校に行こうかなと考える時、好きな洋服を着られないのは悲しいなぁと思って、それでこの本を作りました。」と話してくださいました。

また、子どもから、もし書きたいお話を思いついたときはどうしたら良いですか?たとえば授業中にひらめいたらどうしよう?という可愛い質問も飛び出しました。お話を思いついたら忘れないようにすることが大切ですね、アイディアはすぐにメモして、ノートの端でも良いですよ、というアドバイスが有りました。絵本を作れるかもという気持ち、そして絵本を作りたい気持ちが沸き起こるようなお話でした。

このような会を実現した読書の会の保護者のみなさんとガリードちえこさん、お人形をつくった方がたに感謝しています。ありがとうございました。

劇が終わってからも子どもがガリードさんから離れない~

劇が終わってからも子どもがガリードさんから離れない~

これからも、狛江市の学校や幼稚園を始めとして、活動の場が更に広がって行くことを願っています。山本あき子