狛江まち・人 その3 「狛江ダボハゼ友の会」
第26回いべんと西河原に「狛江ダボハゼ友の会」のカフェに行って来ました。定年など人生の節目を迎えた方々が、文化、スポーツ、学習などを通じて地域社会との関わりを深めていくこの会は、高齢化社会での活動の活性化を図ることを目的とした公民館の講座をきっかけに誕生し、狛江でもう17年の歴史があるそうです。
どんなジャンルにでも積極的に取り組む事からダボハゼの会と命名されたそうですが、その活動は「男の料理教室」「小学校での昔遊び等の課外授業」「こまえ苑や正吉苑での演奏ボランティア」などと多岐にわたっています。また、いべんと西河原には毎年参加して手作りクッキーとお茶を楽しめる喫茶室を開設、同時に会の活動展も開催しています。
喫茶室にお邪魔した時はお客様もほぼ満席。お揃いのエプロンとバンダナで、忙しい中でも笑顔で接客する姿が印象的でした。お話を伺った小尾さんは、定年までお料理の経験はないとおっしゃっていましたが、手作りクッキーもコーヒーもとても美味しかったです。クッキーは何種類もあって、優しい味でした。スイーツがこんなに美味しいと他のお料理も頂く機会があったら良いなと思います。
また会場に貼ってあった多摩川の岸辺から対岸を撮ったモノクロ写真も素晴らしかったです。企業戦士と呼ばれ、日本経済を支えてきた男性は地域との関わりを持つきっかけが見つけにくいと言われる中で、高い意識と目的を持って地域社会に貢献しようとする姿に感銘を受けました。
社会で培った経験やスキルを活かした活動が、いきいきしたまちづくりへと繋がり地域を活性化させる実践を拝見しました。これからも色々な事を教わりたい、とても頼れるダボハゼ友の会の方々でした。