「LGBTとは?まず知ることから始めよう」その1

2017年5月2日 03時30分 | カテゴリー: 活動報告

4月27日、狛江市主催の研修会「LGBTとは?まず知ることから始めよう」が行われました。自治体への研修や講演実績が多く、当事者の視点で支援や啓発など幅広い活動を行っている原ミナ汰さんを講師に迎え、また、狛江市在住在勤のゲストスピーカーによる経験談もありました。研修後半では、役所窓口、公的施設でのカミングアウト対応などを4人一組で話し合うワークショップが取り入れられ、実践的な内容でした。

講師の原さんは小学生の高学年で女子用のトイレを使うことに抵抗を感じ、我慢に我慢を重ねた結果、教室でおもらしをしてしまったこと、その後は極力水分を控えトイレにいかなくても済むようにしたこと、その結果腎臓に負担がかかり身体を壊したことなどご自身の経験も話されました。

大学生の竹谷さんは現在、名前や学生証、合宿などについては学校の理解を得ているが以前は健康診断などの際、外部への連携が行われずに困ったそうです。入学当初は「あの人なにかしら?オカマなのかしら?」と講義中に周囲がざわざわしたこともあり、身体の性や心の性、好きになる人の性など非常に多様であるにも関わらず、性的マイノリティがすべて「オカマ」として扱われてしまう、といいます。

社会人の園田さんから、同性のパートナーと一緒に住むために部屋を探すとなかなか見つからず、関係は何かと聞かれたりする事もあり、断られる場合もあるとの話がありました。また、多くの事が、男と女の2種類で分けられている。たとえば色。小さな時からピンクなどの明るいきれいな色を選ぶと、それは女の子の色で男の子が選ぶ色じゃない、と言われてきたが、本当にそうでしょうか。ピンクを着たければ、自分がどの性別であっても着てよいはず、とおっしゃっていました。

カタカナやアルファベットが多い用語の解説もあり大変勉強になりました。

たとえばカミングアウトは卵に例えると自ら殻を破って孵ること。一方、本人の同意のない言いふらしはアウティングといい、外からの力で無理やり殻を破られることで中のヒナは生きられない。

自治体に求められる課題として「カミングアウトをどう受け止めるか」がありますが、

職員研修として位置付けられ33人が参加。広報こまえの告知に応じて市民11人も参加して、ワークショップも一緒に行った。

LGBTは孤独なピッチャーであるため、窓口では良いキャッチャーになることが大切だと原さんはいいます。職員と市民合わせて40名以上が参加し、多様なマイノリティ、自分は何者かというアイデンティティ、そして他者への理解が深まった研修会、狛江市にとって大きな一歩であると感じました。(山本あき子)

 

【講演会のお知らせ】

5月5日 15:00~18:00

【一橋大学アウティング事件 裁判経過報告と共に考える集い】

裁判報告 南和行弁護士

基調講演 鈴木賢 明治大学教授

パネルディスカッション 木村草太 原ミナ汰 横山美栄子

明治大学リバティタワー 1階 1012号室 参加費無料おくお