映画「日本と原発 4年後」と飯舘村の歌

2016年4月4日 02時15分 | カテゴリー: 活動報告

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「日本と原発  4年後」上映会には午前・午後合わせて100人以上の方が来場し脱原発への思いと関心の高さを感じました。

監督の河合弘之さんは「この映画はぎゅうぎゅう詰めの幕の内弁当3段重ねです。だから3回観て下さい。原発の全体像が俯瞰して分かるようになっているので、自分が今日から何をすれば良いのか分かり前向きになれると人気です(笑)
映画を作って今日で1150回目の上映です。毎日どこかで上映されていて85,000人の人が観てくれました。原発推進派の人はね、じゃあテレビも見ないのか、冷蔵庫も無くて良いのか、江戸時代に戻って良いのか、なんて言うんだけれども、すぐにその場で言い返せるようにしておきましょう。いえいえ、自然エネルギーで大丈夫ですよって。
この戦いはね、正義の戦いです。次に原発に何かあったら日本は滅びる。原発から日本を守る戦いなんです。そしてそれは世界の潮流とも合っている。Co2を減らすためには自然エネルギーを選択するという世界の流れに合っているんです」と熱く語りました。

それからアカペラで歌を歌ってくれました。
「飯舘村の役場の前のお地蔵さんの頭を撫でると歌が流れます。綺麗な少年少女の歌声による飯舘村村民の歌です。飯舘村は今はもう廃村同様で誰も住めなくなっている地域です。その歌を聴いた時、僕は東京電力を絶対に許さないと思った。弁護士である僕が脱原発の映画を撮った、その決意をさせてくれた歌です」

「夢大らかに」
作詞 小林金次郎
作曲 石川清
山 美わしく 水 清らかな
その名も飯舘 わがふるさとよ
みどりの林に小鳥は歌い
うらら春陽にさわらび萌える
あ々われらいまこそ手と手
固くつなぎて
村を興さん
村を興さん

土よく肥えて人情けある
その名も飯舘わがふるさとよ
実りの稲田に陽は照りはえて
続く阿武隈山幸歌う
あ々われら夢大らに ともに励みて
村を富まさん
村を富まさん

監督の歌う飯舘村の歌を聞きながら私は涙が出ました。もう誰も住めなくなった村の歌です。今、飯舘村と検索すると「飯舘村 帰村」というワードが一番上位に出てきます。どれだけの方が帰りたいと思いながら帰れないでいるのか、ふるさとを奪われたのか。歌が美しければ美しいほど喪失感に胸が塞がれます。

河合監督はタクシーを断り、満開の桜を見ながら駅まで行きますと言い歩いて帰られました。狛江の桜が来年も再来年もその先もずっと咲き続けられるよう、次世代に負の遺産をこれ以上託さずに済むよう、脱原発への思いを一層強くした上映会でした。

※監督から映画のDVDをお預かりしました。上映会に行けなかったという方は狛江・生活者ネットワーク事務所でも販売しています。「原発提訴が社会を変える」集英社新書もお勧めです。

河合弘之監督の力強いサイン

河合弘之監督の力強いサイン

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