東京都✖️LGBT

2016年1月31日 23時44分 | カテゴリー: 活動報告

1月27日 「 市民と行政の協議会
東京都における性的指向及び性自認に関する課題解決のために」
に参加しました。

市民と行政の協議会は超党派の都議会議員の呼びかけで行われてきており、今回で18回目となります。

総合司会をつとめた都議会生活者ネットワーク山内れい子さんから「LGBTについての課題を当事者団体、東京都、都議会議員がともに共有し、困難解消へと繋げたい」と趣旨説明がありました。

当日は、会場いっぱいに200名以上の参加があり立ち見も出るほどで関心の高さがうかがえます。当事者や支援団体から多岐にわたる質問が東京都の担当部局に直接投げかけられました。

早稲田大学・大学院法務研究科教授 浅倉むつ子先生は性的指向と性自認をめぐる日本の現状に照らして、性的指向と性自認に対する差別を人権侵害問題として取り組み、差別防止活動を広げていく根拠となる法規定が望まれると提言。多摩市「男女平等参画条例」づくりの経験からLGBTを含む差別禁止規定のあり方について、社会的偏見や嫌悪感が強い日本においては市民の熱意や市長の意思が大切と話されました。

質疑応答では杉山文野さんが
「僕は男性に見えると思いますが、戸籍は女子です。学生時代12年間セーラー服を着ていましたが、死ぬほどイヤでした。LGBTはマイノリティ(少数派)の問題として取り上げられますが、当事者に死にたくなるほどのプレッシャーを与えている事に気づきもしないマジョリティ(多数派)の課題もあるのではないか」と問題提起されました。

共生ネット代表の原ミナ汰さんはひとつずつ具体的な提案を行政にして行くべきで、家族の中にLGBTがいる場合、当事者の家族のための相談窓口も必要と要望しました。子どもからすると親にカミングアウトするのが最も困難という一方、この子はこれからどうなってしまうのだろう?と心配する親や祖父母も多いと報告しました。

「いつか、男性同士が手をつないでまちを歩いていても誰も変だと思わない社会が、私が生きているうちに実現するのが夢です」と言ったかたの言葉が忘れられません。その思いがどれほど行政に届いたでしょうか。これからも当事者の声を届けて行かなければと思った協議会でした。
(山本あき子)