12月一般質問 ~中学校給食

2015年12月10日 20時24分 | カテゴリー: 活動報告

ネット食部会で給食センターを見学

東京都配属の栄養士1人、狛江市栄養士1名と事業者の栄養士1名の指示のもと、委託された事業者の22人の職員(正職7人、パート15人)で1500食を作っている。

今年の7月に始まった狛江の中学校給食。狛江市における中学給食実現に向けての歩みは今から20年以上前のH4年「自校直営の中学給食の実現と栄養士の全校配置を求める陳情」(署名16,471名)が始まりでした。H6年検討委員会、 H9年~11年教育委員会での検討、さらに自校方式だけにとらわれない形で広く検討しました。ようやく始まった民間委託でのボックスランチでは異物混入等の問題が起きました。その後、市の方針として、給食センターでお弁当を作ろうとしていた時もありましたが、その間も市民フォーラムや中学生意見交換会などで「小学校のような食缶方式の給食」を望む声が引き続きあり、中学給食あり方委員会を経て、エレベーターの問題をクリアし、ついに中学校給食センター方式が採択されるに至りました。このように、中学給食は長きにわたる狛江の課題、そして市民の願いであり、ようやく今年それが実現したものです。初めてのセンター方式がスタートして約5カ月、現時点での評価と課題について質問しました。

安全性については設計段階から、異物混入を防ぐための工夫がされています。ほこり溜まりを無くしいつでも清掃が行えるよう吹き抜けのない調理室の採用、区域ごとに前室・準備室・手洗い設備・器具洗浄コーナーの設置などで徹底した衛生管理が行われているとの答弁でした。

食材の選定は、ネットの提案で実現した物資規格表に則り国産大豆使用、遺伝子組み換え大豆不使用、アミノ酸不使用、国産、無添加、無漂白、ノングルタミンソーダといった厳しい基準が設けられています。すべての品目において主原料の産地(魚であれば漁獲地)の記載、放射能物質検査の結果が添付されているものを選定しています。

実際に私も学校給食物資選定委員会を傍聴させて頂きましたが、数あるサンプルの中から栄養士が品質や色、ドリップの状態などを目を皿のようにして細かく見て選んでいました。

アレルギーについては除去対応がされている給食を個別の袋に入れて運び、配膳員から直接手渡し、アレルギー専用の食器で提供されています。また、医療機関とのホットライン体制も整備されているとの事でした。

献立については、お預かりした給食費でやりくりをしなければならないといった制約の中、エネルギーやバランスを考え、さらに安全でおいしい給食の為の献立作りをしているそうです。

家庭で食べ慣れないひじきや魚のメニューだと残菜量が多くなる傾向があるようですが、ひじきをふりかけにするなど、手間のかかる工夫もされていました。日本の伝統食が給食メニューにあるのはありがたいです。

PTAが主催した給食試食会では、けんちんうどんの汁をうどんが吸ってしまっていた、パリッと揚げの皮が固かった、などの意見も聞かれました。麺についてはどの自治体給食センターでもご苦労があるようですが、作ってから食べるまでの時間差を考慮して今後は工夫改善するとの事でした。

最後に食育の拠点としての活動について質問しました。子どもたちが「食」の大切さを感じ、受け身ではなく自分の事として捉えられるよう、また自分の意見を言える機会として、子どもを交えた給食委員会を要望したところ、今後は広く子どもと親の意見を反映させていくとの答弁がありました。職場体験の場としても検討するとの事で楽しみです。

1,500食もの大量の調理を行いながらも、限りなく素材からの手作りが実現している狛江の中学校給食。申請すれば誰でも試食可能です。これからも、皆様のご意見をより多く届けていきたいと思います。