学習会「生活の中の気になる電磁波」

2015年11月12日 14時28分 | カテゴリー: 活動報告

 
11月10日、市民科学研究室の上田昌文氏をお招きして電磁波問題の学習会を行いました。

携帯電話は便利な反面リスクもある訳ですが、そのリスクについてほとんど触れられる事なく爆発的に普及しています。そんな中、今からでも私達に出来る事があると教えて頂きました。

○携帯電話をポケットに入れない。
○ケータイで電話をかける時は相手が出てから耳のそばへ。
○つながりにくいところでは無理にかけない
○ケータイ充電中は1m以上離れる。
○寝る時にそばに置かない(スマホ寝落ちしない)
○携帯電話を目覚まし時計として使わない
○親機と子機がある電話で長時間話さない
○ホットカーペットはなるべく使わない
○電子レンジは使う時だけコンセントを入れる
○蛍光灯は子供の頭から離す
○トイレのウォシュレットは使う時だけ電源を入れる
○パソコンを膝の上で長時間使用しない
○WiFiのルーターやACアダプターを頭部や足元から離す

これらは今すぐに行うべき事ですが、その理由はひとつ、電磁波リスクから自分を守るための行動なのです。

長時間のスマホ利用はスマホ依存症を産み、若い世代のスマホ老眼やデジタル認知症をも引き起こしています。

日本でのケータイ契約は約一億人ですが、仮に一ヶ月一万円通信料を払うとして、年間で12兆円がケータイ会社に入ることになります。若者の貧困やブラックバイトが問題になっているなか、ケータイ代の支払いのために働かざるを得ない若者も少なくありません。貧困であっても、まともな食事をとっていなくても、スマホは持っているのが今の若者の姿です。

勉強会の参加者から、ICT教育の推進によって学校でタブレットを使用した授業が始まっているが、それに伴う電磁波増加についての質問がありました。ICT機器の導入については何を目的としているか、無線LAN等の学校内システムがどうなっているかの説明がきちんとされるべきとの回答が上田先生からありました。

三人の男の子のお母様からは、今のケータイ優先の生活からどのように価値観を変えさせていけば良いのでしょうか?との質問がありました。上田先生は会津での例を上げながら、ひとつの家庭では難しい事ですが少しずつでも理解者を増やしていく、家庭から学校へ、学校から自治体での取り組みへ、そして社会全体へと広がっていくのが望ましい、フランスなどでは予防的な立場で先手を打って子どもを電磁波リスクから守る政策を実現しています、と話されました。

さらに、ケータイよりも面白いもの、面白い体験を子どもと共有する事が大切ではないでしょうか?との言葉で学習会を締めくくりました。

 

西河原公民館の屋上には10年前から携帯基地局が建てられています。公民館の近くには和泉小学校があり、さらに来年1月からは常設のプレーパークがオープンして、子ども達が毎日自然の中で外遊びをするのです。日本が設定した基準値を超えていないからといって基地局からの電磁波は本当に安全だと言い切れるのでしょうか。上田先生は「子どもはサイズの小さい大人ではない」と仰いました。子どもの感受性や脆弱性を踏まえる事が電磁波対策には必要との思いをさらに強くした学習会でした。(山本あき子)