自分らしくいられるためのサポート~小規模多機能おたがいさん見学

2015年6月28日 20時52分 | カテゴリー: 活動報告

左から加藤さん、狛江ネット吉野さん、山本と山田議員

藤沢市にある小規模多機能型居宅介護の「おたがいさん」に行って来ました。小規模多機能とは自宅から通って楽しく過ごす事ができ、不安な時は突然でも泊れる、そして自分が行けない時は訪問もしてくれるという、安心がぎゅっと詰まった場所です。ここは(株)あおいケアが運営しています。
私たちが着くとまず「どちらからいらっしゃいました?」と声を掛けてくれたご婦人がいました。「東京からです」と答えると「まぁ遠くからご苦労様です」と笑顔で迎えてくれました。中に入ると、犬と遊んでいる方やおしゃべりをしているグループ、お皿を洗っている方も。挨拶して下さったご婦人含め、スタッフのようでありながら実は利用者の方々でした。
ここを運営する加藤忠相さんは、綺麗な介護施設の写真を見せて、「山本さん、ここに毎日7時間座って心地良く過ごせますか?無理ですよね?おしゃれなカフェだって7時間は嫌ですよね。しかも認知症の人が1番苦手な知らない場所で、知らない人たちの中に入って、さらに知らない人からケアを受けなければならない。いたたまれずに歩くと徘徊、帰りたいと言うと問題行動と言われてしまう。支配と支援は違うのです」とおっしゃいます。
おたがいさんにいる方たちは農作業をしたり、スタッフの車でスーパーに買い物に行ったり、お料理を作ったりします。学校帰りの子ども達がふらっと立ち寄り、一緒にお料理したり食べたりしながら自然に交流も出来ている。
何が出来ないかではなく、今、何が出来るかに着目して、力が発揮できる環境を整え、いつでも自分らしくいられるためのサポートをするのが、まさに自立支援なのですね。
加藤さんのお話を伺って、これから介護の形が変わって行くのだと思うと、本当に楽しみでワクワクしました。行く前より元気になって帰って来たほどです。
支配や管理ではなく、ストレングスを引き出すアプローチが介護現場での新しい常識となっていけば、そこから様々な分野、例えば教育なども変化していくと信じたい。
おたがいさんで出会った多くの笑顔を思い出しながら、狛江にできる小規模多機能型居宅介護施設にもたくさんの市民の声を届けていきたいと思いました。(山本あき子)